『臆病者のための億万長者入門』著者:橘玲
結論
ゆっくり考えることができる人だけが資産運用に成功する
メモ
・ファスト&スローという本があり(まだ読めていない)、その中では我々は「速い思考」と「遅い思考」を使い分けているという。速い思考は直感のことで、それに対して遅い思考はじっくりと思考されたことを指す。投資においてうまい話などはなく、直感的に得だと思う話、つまり速い思考で判断できる話はすべて胡散臭いと考えるべきだ。金融市場の仕組み、どうやって儲かっているかなどじっくりと遅い思考で考えることが重要である。
・宝くじは「愚か者に課された税金」
・世の中は誰かの借金で動いている
・資本主義とは複利とレバレッジによってバランスシートを拡張していく運動のこと
・アクティブファンドの平均的な投資成績は、常にパッシブファンド(インデックス)を下回っている
・株の実質価値とは、原理的に企業が生み出す将来の利益以外にはない。
・不動産の実質価値とは、その不動産を他人に貸したときの賃料以外にはない。
考察&まとめ
橘玲さんの本を初めて読んだ。とても内容が充実しており、良かった。他の本も読んでみよう。印象に残った箇所は不動産についての部分で、不動産業界はインサイダーマーケットの象徴であるから投資としては手を出さないのが一番だという。

臆病者のための億万長者入門 (文春新書)
「アベノミクス」で、儲け話を持ちかけてくる人が増えていませんか? でも、「ウマい話は決してあなたの元にはやってきません」 冷静沈着でわかりやすく経済を語り、株を始めるなら、この1冊という信用を得た『臆病者のための株入門』がロングセラーになっている作家・橘さんが、『臆病者のための株入門』『臆病者のための裁判入門』に続くシ...
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