Microsoftの創業者であるビルゲイツのおすすめ本を5冊まとめました。
ゲイツは年に2回ほど、日々のルーティンワークや雑事を離れてフッド運河の別荘に籠もり、ひたすら本を読む”Think Week”という習慣を持っている。机の上には、本とメモとペンのみ。アナログな環境下でゆっくりとした思考を行っている。
そんなゲイツが薦める幅広いブックリストは自身のブログ「Gates Notes」で毎年公開しています。また、Netflixのドキュメンタリー『天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する』もとても面白いので、ゲイツのことを更に詳しく知りたい方にはおすすめ。
ビル・ゲイツのおすすめ本5冊
①ホワット・イズ・ディス?
②生命、エネルギー、進化
③暴力の人類史
④コンテナ物語
⑤RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる
①ホワット・イズ・ディス?
最高の図鑑。生き物の細胞のなか、原子力発電所、ヘリコプターの飛ぶ仕組み、国際宇宙ステーションなどを小学生にもわかる言葉だけで説明している。あらゆる仕組みを図を見ながら、直感的に理解できる。ゲイツは科学書の中でも本書を良書として推薦している。
②生命、エネルギー、進化
生物学の本。地球上で最初の生命はどうやって生まれたのか、どう進化して真核生物までたどりついたのかが書かれている。ゲイツは「この本にはぶっ飛んだ。著者は独創的な思索家のひとりだ」と大絶賛している。少々難解ではあるが、間違いなく良書。
③暴力の人類史
「人の歴史を通じて暴力は一貫して減少している」ということを直積的な証拠・統計的な議論を積み重ねて論じた本。本書には「長い歳月のあいだに人間の暴力は減少し、今日、私たちは人類が地上に出現して以来、最も平和な時代に暮らしているかもしれないのだ」とある。ゲイツは沢山のおすすめ本を持っているが、中でも本書は一番好きだとも絶賛している。
④コンテナ物語
一言でいうと、コンテナが世界を変えていく物語。なんの変哲もない輸送用コンテナという「箱」が世界経済とグローバル貿易を飛躍させたのだ。”2013年今年読んで良かった本7冊”に選んでいる。この箱の規格を作り、全世界で統一することで港での積み下ろしや陸上運送などが容易になり、我々消費者がその恩恵を与った。
⑤RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる
”2020年今年読んで良かった本”に選んだ本。専門特化をして一つの道を突き進むよりも、色々と寄り道をしながら考え、実験することが複雑で不確実な現代では重要であり、成功するために必要な者である。一つのことができなくても心配しなくて良いと勇気づけられる一冊。
私たち全員が直面する課題は、専門特化がますます推奨され、要求されることさえある世界で、どうやって幅の広さや、多様な経験や、分野横断的な思考を維持していくかということだ。
世界の複雑さは増しており、世界がテクノロジーで相互につながって、さらに大きくなり、個人はごく小さな部分しか見えていない状況になっている。
その中では、タイガー・ウッズのような早熟さや明確な目的意識が求められる場面は確かにある。しかし、その一方でもっと多くのロジャー・フェデラーも必要になる。
幅広く初めて、成長する中でさまざまな経験をし、多様な視点を持つ「レンジ(幅)」のある人たちである。
『RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる』
どれも本当におすすめなので、ぜひ読んでみてください。
私自身、あらゆる起業家の記事を読んだり、起業家が影響を受けた人や尊敬する人を調べたりして、辿っていくことが好きです。
これからも定期的に起業家や投資家のおすすめ本をまとめていきたいと思います!
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