Softbankグループ創業者孫正義さんのおすすめ本を5冊まとめました。
孫さんといえば、こちらの話が有名。
26歳の時に大病を患い、入院することになった。入院をポジティブに捉え、入院中は経営書、歴史書、コンピュータ書など、 あらゆる種類の本を、3,000冊以上買い込んで、 病室のベッドでむさぼり読んだそう。その時に「竜馬がゆく」も再読し、再度感銘を受けたという。
孫さんの志の高さがこのエピソードからも窺えますね。
孫正義のおすすめ本5冊
①ユダヤの商法
②竜馬がゆく
③成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝
④愛は脳を活性化する
⑤孫子
①ユダヤの商法
名だたる経営者の愛読書として知られる本書。
著者の藤田田は1926年大阪生まれで、ユダヤ人の商売方法を学び、後に日本マクドナルドを大成功させた人物だ。孫さんは藤田田に憧れ、高校生の時に「これからどんな商売をすれば良いか?」と聞きに行ったそう。契約を守ることの大切さや、ビジネスを成功させる秘訣が書かれている。
②竜馬がゆく
孫さんが一番影響を受けたといっても良い小説。
坂本龍馬の人生に焦点をあて、幕末から明治維新にかけての日本を描いている。孫さんが中学3年の時に家庭教師から勧められて読んだそう。
孫さんは「大きな歴史の流れをとらえる竜馬の判断力、大局観、自分を棄ててことを進める使命感。戦略的な事業家になくてはならないものを持っていた彼の生き方、行動や実行力に非常に感動した」と述べている。
③成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝
孫さんが自身のバイブルと評する一冊。
本書はマクドナルドの創業者レイクロックのストーリーだ。
52歳でマクドナルドを創業し世界的なチェーン店へと成長させた。信じたことを継続してやり遂げる、辛い時期も結果が出ない時も、信じている間は継続し続けるという精神を学べる。
ぜひ、マクドナルドの創業ストーリーが描かれている「The Founder」という映画も本書と一緒に見てほしい。
④愛は脳を活性化する
前半は現代のAIや機械学習の仕組みに繋がるようなコンピューターと脳の話で、後半はこのような脳の構造からもたらされる人間の姿、愛がもたらす力へと移る。
孫さんの思い描くシンギュラリティに到達した未来がどんな未来か、孫さんの思考に触れることができる。2010年の新30年ビジョン発表会では、そんなAI化が進んだ未来でも人は愛に悩み、愛を求めているだろうと語った。
脳は「できる」と確信する(仮説を立てる)と、その「確信」の論理的な後ろ盾を与えるべく認知情報処理系がフル活動をする。
そのため「できる」と確信したことは必ずできるようになる。逆に「できない」と確信してしまうと、脳は「できない」ことの論理的理由を明らかにするように働き、できる可能性をどんどん縮小する方向に働く。
『愛は脳を活性化する』
⑤孫子
孫子の兵法を学ぶなら本書がおすすめ。
孫さんは兵法書『孫子』からピックアップした14文字に、独自に考え出した11文字を組み合わせた「25文字」の文字盤で表した“孫の二乗”の法則(孫子の“孫”と自らの“孫”を“掛け合わせる”という意味から命名)を作り、それは孫さんの人生哲学、経営哲学にもなっている。
どれも本当におすすめなので、ぜひ読んでみてください。
私自身、あらゆる起業家の記事を読んだり、起業家が影響を受けた人や尊敬する人を調べたりして、辿っていくことが好きです。
これからも定期的に起業家や投資家のおすすめ本をまとめていきたいと思います!
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