筑波大学助教、メディアアーティストの落合陽一氏のおすすめ本5冊をご紹介!
落合陽一氏は幼少期から無数の本を読んできており、現在も電子書籍のみで3500冊を超えるそうだ。
漫画、小説、哲学、科学などとても幅広く読まれている。なので、5冊に絞るのは難しかったが、落合陽一氏の新著『忘れる読書』を読んで、特に想いが溢れ、熱が込もっていそうな5冊を選んだ。他のおすすめ本にも興味のある方はぜひ『忘れる読書』を読んでほしい。
落合陽一のおすすめ本5冊
①デカルトからベイトソンへ
②ツァラトゥストラはこう言った
③風姿花伝
④エジソンの生涯
⑤狂雲集
①デカルトからベイトソンへ
落合陽一氏が提唱しているデジタルネイチャーという概念の参考にしたという本書。
バイブルとしての読み込み、本書の影響で『魔法の世紀』を著したという。内容は16世紀から現代に至るまでのデカルト的近代合理主義・近代科学思想と、それに対抗しうるグレゴリー・ベイトソンの思想や解釈が体系的に著されている。
②ツァラトゥストラはこう言った
ドイツの哲学者ニーチェが一気に書き上げた代表作。
主人公のツラトゥストラが自分の思想を人々に説きながら旅をしているスタイルで書かれている。ニーチェを知るには必読の書。落合陽一氏は「私がニーチェの思想を好むのは、ほのかにポジティブさを感じられるからだ」と述べている。
③風姿花伝
能の元祖である父・観阿弥の口述を息子の世阿弥がまとめた記録。
本来は一族向けに芸術の奥義などを口伝しようとさしたもので、内容は芸術論をはじめ、教育論、人生論など。とても内容は濃く、日本の芸能やアートの大元にもなった。「離見の見」や「初心忘るべからず」という言葉が有名。
秘する花を知ること。
「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」となり。この分け目を知ること、肝要の花なり。
そもそも、花というものは、万木千草(ばんぼくせんそう)において、四季折々に咲くものであるから、ああ春になった、夏になったと、季節ごとにその都度花をみて珍しく思いもし愛で楽しみもするわけである。能もこれと同じで、見ている人の心に「ああ、珍しい」と思うところがあれば、すなわちそれを面白いと思う心理である。したがって「花」と「面白い」と「珍しい」の三つは本来同じ心から発する三つの側面にすぎない。
『風姿花伝』
④エジソンの生涯
師と仰ぐ人に2人、エジソンと一休宗純(一休さん)を挙げており、本書はエジソンについて書かれた本の中で最も詳しい内容だ。エジソンの曾祖父がオランダからアメリカに渡ってくるとこらから書かれている。落合陽一氏は、何度も読み返してはジェラシーをたぎらせながら読んでいるという。
ただ、この『エジソンの生涯』という本は絶版でなかなか手に入りにくいため、別のエジソンに関して書かれたおすすめ本、『自動車王フォードが語るエジソン成功の法則』を載せておきます。
⑤狂雲集
師と仰ぐもう1人の人物、一休宗純。アニメ『一休さん』のモデルとなった人物。アニメの可愛らしいイメージとはかけ離れた型破りな人で、禅宗の高僧でありながら飲酒や肉食、性にも奔放だったそう。「悟るためには、悟る必要がない」という言葉が有名。
どれも本当におすすめなので、ぜひ読んでみてください。
私自身、あらゆる起業家の記事を読んだり、起業家が影響を受けた人や尊敬する人を調べたりして、辿っていくことが好きです。
これからも定期的に起業家や投資家のおすすめ本をまとめていきたいと思います!
参考

コメント