楽天グループの創業者、三木谷浩史氏のおすすめ本5冊をご紹介。
三木谷氏の好きな言葉で「0.1%の改善」がある。日々、0.1%の改善を行っていけば、1年後には37倍になるという。かのアインシュタインが複利は人類最大の発明と言ったようにほんの少しの差が未来には大きな差になっている。自戒も込めて、日々精進していきたい。
「常に改善、常に前進」
1.01の365乗はいくつになるか計算してみるといい。1日の1%のわずかな改善であっても1年続ければ元の37倍になるのだ。世の中天才ばかりではない。けれども、改善は誰にでもできる。そして、日々改善を続けていけば、どんな巨大な目標だっていつか達成できる。
三木谷浩史のおすすめ本5冊
①「葉隠」田代陣基
②ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則
③ゴールは偶然の産物ではない
④競争力
⑤成功の法則92ヶ条
①葉隠
江戸時代の武士、佐賀藩士であった田代陣基による武士の心構えや生き方などが書かれた本。三木谷氏は「『武士道とは死ぬことと見つけたり』の言葉で有名な1冊ですね。生きていくには、周囲の人間からいろいろ言われても、前に進んでいくことが重要。そんな姿勢を学んだ本だと思います」と述べている。
②ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則
アメリカの経営学者、ジム・コリンズ著の名著。”いかにして素晴らしい企業になれるのか?”、そんな問いに答えてくれる一冊。ジム・コリンズは飛躍する会社に必要な3ステップとして、①規律ある人材、②規律ある考え、③規律ある行動だと言っている。三木谷氏は「表面的なトレンドを追いかけるのではなく、企業を本当に強くするとはどういうことか。その本質を学びましたね」と述べている。
③ゴールは偶然の産物ではない
世界的なサッカーチームであるバルセロナの元副会長のフェラン・ソリアーノ氏の著作である本書。三木谷氏は「2009年にTwitterで今年一番良かった本」として紹介している。経営のプロフェッショナルがサッカーチームのマネジメントを行い、クラブ経営のみならず様々なビジネスにも通じる内容が盛りだくさん。
④競争力
三木谷氏と三木谷氏の父、故三木谷良一氏(元日本金融学会会長)との対談本。
ビルゲイツがこの夏(2016年夏)の必読書5に選んだ一冊。ビルゲイツは「なぜ日本企業は韓国や中国の競合企業の影に隠れてしまったのか?復活は可能なのか?…浩史氏の考えすべてに同意はしないが、多くの良案が提示されていると思う」と述べている。
⑤成功の法則92ヶ条
三木谷氏著の『成功のコンセプト』の続編として、出版された本。
人や企業が成長するために必要な日々の心がけや具体的な行動などが書かれている。自分は常に前進しているのか?改善できているのか?そう悩んだ時に再読したい一冊。
この世のすべてのものは、相対的な存在なのだ。まして、人間が考えることで、絶対に正しいものなどあるわけがない。
ゆえに、常識などという不確かなものを信じてはいけない。これは、人生に対する僕の根本的な考え方だ。
三木谷 浩史『成功の法則 92ヶ条』
どれも本当におすすめなので、ぜひ読んでみてください。
私自身、あらゆる起業家の記事を読んだり、起業家が影響を受けた人や尊敬する人を調べたりして、辿っていくことが好きです。
これからも定期的に起業家や投資家のおすすめ本をまとめていきたいと思います!
参考
著名人10人が薦める「私の人生を変えた、この1冊」
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