ファーストリテイリング社長である柳井正さんのおすすめ本をまとめた。
柳井さんのおすすめ本は経営論に関するものが多かった。
特に影響を受けた人物として、藤田田、レイクロック、ピーター・ドラッカーが挙げられる。
日本トップの起業家である孫さんと柳井さん二人とも藤田田に影響を受けている点は面白い。
柳井正のおすすめ本 5冊
①プロフェッショナルマネジャー
②成功はゴミ箱の中に
③マクドナルド―わが豊饒の人材
④ユダヤの商法
⑤ドラッカー名著集1 経営者の条件
①プロフェッショナルマネジャー
柳井さんが「これが私の愛読書だ」と明言している本書。
かつて350社に及ぶ巨大コングロマリット米ITTの社長兼CEOとして、当時アメリカ企業史上空前の記録“14年半連続増益”を成し遂げたハロルド・ジェニーン氏の経営論がまとめられている。
初版は2004年だが、今も読まれ続けている名著である。
経営に興味のある人や、視野を広げたい人におすすめの本。
②成功はゴミ箱の中に
柳井さんがバイブルと評する一冊。
本書はマクドナルドの創業者レイクロックのストーリー。52歳でマクドナルドを創業し世界的なチェーン店へと成長させた。信じたことを継続してやり遂げる、辛い時期も結果が出ない時も、信じている間は継続し続けるという精神を学べる。
柳井さんは「一軒のレストランで職人的に作っていたハンバーガーという商品をベンチャー起業家が産業化し、世界に普及させるストーリーに自分の将来の姿を重ね合わせた」と述べている。
③マクドナルド―わが豊饒の人材
ファストフードの王者であるマクドナルドのビジネスの歴史に関する本。
「大学を出て、宇部に戻り、父親が設立した衣料品の会社に勤めていた頃でした。本のなかにレイ・クロックの印象的な言葉が載っていて……。Be daring(勇気を持って)、 Be first(誰よりも先に)、 Be different(人と違ったことをする)これこそ商売の真髄だと思って、手帳に書き写したのを覚えています。」と対談で述べている。
上記の3つの言葉はとても印象的。
④ユダヤの商法
著者の藤田田は1926年大阪生まれで、ユダヤ人の商売方法を学び、後に日本マクドナルドを大成功させた人物だ。
「『ユダヤの商法』は著者に教養があって、しかもエンターテイナーでないと書けない本です。藤田さんならではの本です」とある対談で述べている。
⑤ドラッカー名著集1 経営者の条件
ドラッカーの名著。
ジェフ・ベゾスも2013年のインタビューにおいて、必読書3冊の1つとして挙げており、世界の名起業家・経営者が読んでいる本。
柳井さんは「ドラッカーは経験することもなく、理論的、抽象的に考えて、経営の極意というものにたどりついている」と述べている。
どれも本当におすすめなので、ぜひ読んでみてください。
私自身、あらゆる起業家の記事を読んだり、起業家が影響を受けた人や尊敬する人を調べたりして、辿っていくことが好きです。
これからも定期的に起業家や投資家のおすすめ本をまとめていきたいと思います!
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