世界的大ベストセラー『サピエンス全史』や『ホモデウス』の著者として知られるユヴァル・ノア・ハラリ氏のおすすめ本5冊をまとめました。
ユヴァル・ノア・ハラリのおすすめ本5冊
①ママ、最後の抱擁
②三体
③幻覚剤は役に立つのか
④AI世界秩序
⑤すばらしい新世界
①ママ、最後の抱擁
前作『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』の姉妹篇となる最新作で、霊長類の社会的知能研究の第一人者が動物の「情動」について語る。
我々人間は猿などの動物の情動が理解できるだろうか?
「人間とは鏡の世界であるような動物の世界に連れて行ってくれた。そこにはチンパンジースタイルの喜劇、悲劇、政治、倫理がたくさんある」とハラリ氏は述べている(ソース)
②三体(原題:The Three-Body Problem)
中国人SF作家の劉慈欣の著書(全三部作)であり、あらゆる有名起業家がおすすめしている本書。
「三体」という名前は古典力学にある「三体問題」に由来している。
万有引力の作用によって、3つの物体の動きは正確に予測することができない。
ハラリ氏も大絶賛!SF小説好きにはたまらない1冊。
③幻覚剤は役に立つのか(原題:How to Change Your Mind)
本書の原題は『HOW TO CHANGE YOUR MIND』、直訳だと「あなたのマインドをいかにして変えるか、その方法」となる。
幻覚剤の歴史から現在、その可能性や作用、科学的な側面などあらゆる角度から紹介されている。
幻覚作用のある植物は古くはシャーマンなどが使用してきた。
本書で著者自身の体験談もあるが、一貫して客観的な視点で述べられている。
④AI世界秩序-米中が支配する「雇用なき未来」(原題:AI Superpowers)
著者は台湾出身のアメリカ人計算機科学者、起業家、Google China社長でもあった人物。
内容は、AI革命の4つの波(インターネットAI、ビジネスAI、認知AI、自律型AI)についてや、米中AI研究に対する動向などの具体的なエピソードが紹介されている。
ハラリ氏は「地政学的システム、雇用市場、および人間社会に対する AI の影響に関する優れた非常にタイムリーな調査です。 この種のほとんどの本とは異なり、シリコンバレーではなく中国の視点から書かれています。」と述べている(ソース)
⑤すばらしい新世界
オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説。
『1984年』に並ぶディストピア小説として知られている。西暦2540年の世界、人間は試験管ベイビーとして生まれ、生まれる前から社会階層が定められ、何を好み、何を嫌うかをもプログラミングされている。またソーマという薬でストレスを感じることがなく、一見ユートピアな世界観である。
ハラリ氏も「これまでで最高のSF本であり、間違いなく最も先見の明のある本」だと述べている。
どれも本当におすすめなので、ぜひ読んでみてください。
私自身、あらゆる起業家の記事を読んだり、起業家が影響を受けた人や尊敬する人を調べたりして、辿っていくことが好きです。
これからも定期的に起業家や投資家のおすすめ本をまとめていきたいと思います!
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